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出逢った頃(13) 1982年ワシントンスクエア

回想 「出逢った頃」 シリーズ (1)(12) の続きです。

このシリーズ、最終話を手前に、長いこと中断してしまいました。その間いろいろありまして…。 でも先月、増尾さんのライブでお会いした怜零(れいれい)さんから「続きを」と背中を押していただいたので、私自身気になっていた続きを書いてしまいます。去年夏に、1982年NY旅行のプリント写真をようやくスキャンしておいたので、それら写真のなかからいくつかここにシェアします。スキャン画像を公開用にサイズ調整したり色あせを若干色補正したり、と1枚1枚個別に編集してがんばりました。


7th Ave South 通り沿いのクラブ 7th Ave South での増尾さんバンド2日目に、増尾さんは私のその後の滞在予定を聞いてくれて、なんと、日をあらためて会ってくださることになりました! わぁ~ 嬉しいっっ!! 迷わずありがたく時間を約束させていただきました。
自分の当時のメモを見ると、3日後にあたる12月4日のお昼過ぎに、まずは確認のお電話をいただいたようです。それから14時台に、私の泊まっていたアール・ホテルの前まで来てくださいました。

下の写真がホテル前の様子です。何げなく撮った1枚でしたが、逆光気味で雰囲気があって我ながら気に入っているのです。左手の建物がアール・ホテルです。写真をクリックして拡大表示すると、入口に Hotel Earl の文字が見えます。右手前方に見える木立はワシントン・スクエアの一角です。

Hotel Earl 前とワシントンスクエア

アール・ホテル は、増尾さんの当時のお住まいから徒歩10分くらいと思われます。以前の記事に書きましたが、このホテルは現在の Washington Square Hotel の位置にあり(ただし当時は今と違って格安ホテルでした)、住所は 103 Waverly Place, New York, NY 10011 USA。Google Maps などに住所を入力すると今では簡単に詳細マップを見ることができますし、ストリートビューさえも観られますね。

コールをいただいて、私は小躍りするような気分で2階の部屋から階段を下りました。ホテル正面出入口の外に増尾さんがいらっしゃるのがすぐにわかりました。当時流行していたウォークマンタイプのポータブル カセット プレーヤーをお聴きになっていたようで、ご挨拶するとヘッドフォンををカジュアルなショルダーバッグにしまわれました。あのとき何を聴いていらしたのだろうかと、今になってちょっと気になります。尋ねてメモしておけたらよかったかな。

増尾さんと、ホテル前の Waverly Place 通りをワシントン・スクウェアに向かって歩き始めました。進むとすぐに通りの名が「Washington Square North」に変わります。ワシントン・スクエアを囲む四辺の通りのうち北辺の通りです。スクエア北側中央には下の写真のような大きなアーチがあり、そこから少し入ると広場中央の噴水(冬は水が出ていない)があります。噴水近くは特に、楽器演奏とか大道芸をやっている人たちが集まっています。下の写真は、別の日に撮影したワシントン広場です。

ワシントンスクエア

増尾さんと同じ場所を通ったときは土曜の午後で、写真よりいっそう賑やかだったような気がします。なんとアップライト ピアノを引いている男性までいました。そばにリヤカーみたいな大きな台車があるのを増尾さんが指さして、「彼はピアノをいつもあれに載せて運んでくるんだ」と教えてくれました。えぇ゛っ ?!ピアノを手動の台車で運ぶとは?! @_@ 台に載せたり降ろしたりはどうやるんだろ? すごいパワフルなおじさんですね。ほかにも知ってるミュージシャンがいるようで、増尾さんにとってここは実にご近所なんだな~と実感しました。

ワシントン・スクエアから西端の Washington Square West に出ました。その通りは南側の Macdougal St にまっすぐ繋がっています。Macdougal St のカフェに入りました。正直のところカフェと呼ぶのがふさわしい店だったのかどうかもわかりませんけど、とにかくコーヒーを注文しました。

そこでしばらくお話させていただき、写真も撮らせていただきました。増尾さんが私の簡易カメラのシャッターを押してもくれました。次の4枚がそのときのすべてです。大失敗はありませんでしたが、私が撮らせていただいたのは、ピンボケもあって素晴らしい被写体のわりにもったいない出来で、すみません。

Y.Masuo 1982年12月-1

Y.Masuo 1982年12月-2

私(昔の)が写っている写真は、窓の外の様子などがわかるので2枚とも貼り付けておきます。

Kaco in NY 1982 -1

Kaco in NY, 1982-2

<追記> このとき何をお話したかほとんど思い出せなかったのですが、このページを公開した翌日に1つ、シェアできる内容を思い出しました。スペインにいらしたときについてです。増尾さんは、その秋にソニー・ロリンズ バンドのメンバーとしてヨーロッパ各地を演奏して巡回されたばかりでした。10月にスペインのマドリードから私にカードを送ってくださったことは「出遭った頃(10)」に書いた通りです。スペインに行った折に、本場のフラメンコを観に行ったそうです。踊り子さんたち「一人一人違っていて、ジャズみたいなんだ。良かったよ」と、だいたいそういった内容のことを話してくれました。<追記 ここまで>

この夢のようなシチュエーションで、もちろん緊張はしていましたが、増尾さんのフレンドリーな雰囲気に助けられて、たぶんわりと普通に話せたのではと思います。お店を出たところで解散しました。この、Macdougal St 沿いのお店に入った出来事を、増尾さんが後々まで覚えてくださってることが後でわかり、大大感激です。東京から来たとんでもない押しかけファン1人のために貴重なお時間を割いていただき、本当に感謝しています。

下の写真2枚は、NY滞在の最終日、翌日朝にはホテルをチェックアウトするという日に、ブランチをとったお店で撮ったものです。7th Ave. (7番街) または 7th Ave. South に面したお店だったと記憶しています。お店の入口部分が幅広の歩道に張り出しているこのような建物が多くて、写真でもガラス越しに見える向かい側の建物のなかに似たような造りがありますね。

1982NY_30_25.jpg

1982NY_31_50.jpg

このお店で食べたほうれん草オムレツは、おそらく卵3個使用。ホウレンソウもたっぷり。私にはボリュームありすぎだったけどそれなりに美味しかった。このお店にいたときの気分、覚えています。もう最後の日だと思うと名残惜しくて…

実はこの25年後、Blue Note New York で増尾さんを聴くために久しぶりに NY へ行ったときに、Blue Note に加えて日本食レストランでも生演奏を聴けたのですが、そのレストランも同じく 7th Ave South 沿いで、住所は 133 7Avenue South New York NY 10014 でした。かなり近いんだと思います。けど、昔オムレツを食べた店がどこにあるかは分からずじまいでした。もうなくなっているんだろうと思って、必死には探しませんでした。

(※ (14) へ続く )
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Kaco

Author:Kaco
一番好きなミュージシャンの公式ファンサイト を趣味で編集・管理しています。東京在住。音楽と無関係の仕事と雑事にいつも追われています。猫大好きですが、飼ってはいません。上のネコちゃん写真は米国PA州にあるM邸で撮影(→詳細はこの記事)。私へのメールは、当ブログのメール送信フォーム、または上記サイトの送信フォームから。

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