スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
web拍手 by FC2

出逢った頃(7) はじめてのNYでのコンタクト

※回想シリーズ「出逢った頃」 (1)(6) の続きです。

いま振り返ると、あのとき よくぞ思い切ってダイヤルできたものだと思います。
ただ、電話の目的は はっきりしていました。

短いニューヨーク滞在期間中に、増尾さんの生演奏を聴ける機会があるかどうか。あればいつどこでなのか教えてもらいたい、それだけです。

前夜 買った雑誌のジャズクラブ出演者情報ページに載っていなかったけれど、ニューヨークのどこかで演奏されることがあるかもしれない。もしもあるなら、せっかくなけなしのお金をはたいて、いやはたくだけのお金もなく工面してこの地まで来て、逃すわけにはいきません。

もしも増尾さんのマネージメントをしている音楽事務所とかがあって、それを知っていたならば、もちろんそっちに尋ねたでしょう。でもわからなかったので。わかる番号に架けてみるしかない。

数回の呼び出し音のあと、

電話の向こう: カチャッ “Hello

私: “Hello, Is this ... (Masuoサン ノ オタク デスカ)?”(英語で)

向こう: “Yes (男性の声)

私: 「あの~(日本語)

向こう: 「はいはい(日本語)


おっと、いきなりご本人だっ!

何をどう話すか、準備してありませんでした。
しかし、ここであわてて しどろもどろ になってたまるか。必死です。

えと、まず、自分が何者であるかを伝えなければならない。
増尾さんの演奏をニューヨークで聴くのがずっと夢で、日本から今はじめてニューヨークに来ている者だということ。前の晩に到着してすぐに雑誌でライブ情報をチェックしたものの、増尾さんの名は見あたらなかったということ。ニューヨークに4日間ほどしか滞在できないことを伝え、そして、どこかで演奏される予定はないでしょうか? と尋ねました。

なるべく手短に、自分の想いと用件を伝えようと 頭の中は猛烈にいそがしかった気がしました。

それで、今のところ予定はないけれど、やることになったら電話してあげる (わぉっ!)、ということになり、どのホテルに泊まっているか訊ねてくれたのです。
ホテルの電話番号のメモはそのとき たしか持っていなかったと思う。でもホテルの名前が「シェラトン・センター」であること、部屋番号(3711号だったかな?)と、それに何番街に位置するホテルか、ということは幸い言うことができました。そしてもちろん自分の名前も。( --ここでチラッと、自分の名前をひょっとして覚えてくれてるかな?っとも思ったけど、聞くのも変だし、実際そんな余計なことを言う余裕はありませんでした。)

会話はそれで終了。

それからまた団体行動に戻りました。国連ビルを出たところに集合し、半日市内バス観光を続行。
一行はカフェテリアで昼食をとって、お昼下がりに解散しました。あとは、4日間自由行動です。

4日間を、もちろんフルに楽しみました。慣れていないので効率的に行動できたわけではないけれど、どこを歩いても何をしていても楽しいわけです。ずっと憧れだったニューヨークに やっと 来られたことが嬉しくて、それに、ニューヨークの雰囲気が気に入ったし。嬉しくて、四六時中 ニコニコ しどおし。、頬の筋肉が上がりっぱなしで固まってしまい、逆に普通の表情にしようとすると顔がひきつるように感じるほどでした。

4日目午後は雨で、グリニッジ・ヴィレッジ界隈を、傘をさして歩いていました。ワシントン・スクエアとか。あのあたりの雰囲気は好きですね。でも、もう翌日の午前にはホテルをチェックアウトしてニューヨークを発たなければなりません。増尾さんからの電話はありませんでした。
確率からしたらそうだよな~、こんな短い滞在で、そう うまくはいかない。たとえば増尾さんが演奏旅行中でニューヨークにいないっていう可能性さえあったわけだから、電話で話せて、まともに応対してもらえただけでも超ラッキーだしありがたいしことだった。と 思うことにしなくちゃ。 それでも最後の日は、さすがにちょっと未練がありましたね。

いったんホテルに戻りました。夕食は、もう覚えてないけどデリカテッセンの類の店で買ってきて部屋で食べたんだと思います。そのあとは、ヴィレッジバンガードにでも行って最後の夜を過ごそうと計画していました。


そのとき、

リリリリン...  電話が鳴りました。

え?

増尾さんでした。 (@ @)

へ 、部屋にいて よかった~~~

結局、どこかに出演されるということは ないとのことでした。
が、もしも許されるなら、ちょっとだけでもお会いしたい、という気持ちを口に出しました(図々しくてすみません)。そしたら、私が増尾さんの場所まで行くのは夜で「危ないから…」 と言われ、増尾さんがホテルの前までわざわざ来てくださることになったのです。ちなみに増尾さんはそのとき 38丁目あたり?7番街と8番街の間にあるミュージックビルでした。そのあたりは夜 ひと気がないそうです。


受話器をおろしてから飛び跳ねていました。(いちおう相部屋の人は外出していて、部屋に私ひとりでした。)

しばらくしてからもう一度、ホテルの内線からコールをいただき、37階からエレベータで1階へ降りました。

エレベータホールからロビーへ向かおうとして、すぐにわかりました。

そこに、ほんとに世界のマスオさんが立っていました。

( → (8) へ続きます )
関連記事
web拍手 by FC2

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Kaco

Author:Kaco
一番好きなミュージシャンの公式ファンサイト を趣味で編集・管理しています。東京在住。音楽と無関係の仕事と雑事にいつも追われています。猫大好きですが、飼ってはいません。上のネコちゃん写真は米国PA州にあるM邸で撮影(→詳細はこの記事)。私へのメールは、当ブログのメール送信フォーム、または上記サイトの送信フォームから。

最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
月別アーカイブ
最近のトラックバック
リンク
ブログ内検索
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。